文字の体裁(Typography)
グローバル設定、見出し、本文、リストなどを含むBootstrapの文字の体裁の解説と例。
※"v5.0.0"での変更はv5.0.0-alpha版、v5.0.0-beta版での変更も含みます。
※"v5.3.0"での変更はv5.3.0-alpha版での変更も含みます。
基本設定(Global settings)
Bootstrapは、基本的なグローバル表示、文字の体裁、リンクのスタイルを設定。より多くの制御が必要な場合は、テキストユーティリティクラスを参照する。
- 各OSやデバイスに最適な
font-family
を選択し、ネイティブ・フォントスタックを使用。 - より包括的でアクセスしやすいタイプスケールのために、訪問者が必要に応じてブラウザのデフォルトをカスタマイズできるように、ブラウザのデフォルトのルート
font-size
(デフォルトは16px)を使用。 <body>
に適用される文字の体裁のベースとして$font-family-base
,$font-size-base
,$line-height-base
属性を使用。$link-color
を使用して基本的なリンク色を設定。<body>
に適用されるbackground-color
を設定するには、$body-bg
を使用(デフォルトでは#fff
)。
これらのスタイルは _reboot.scss
内にあり、グローバル変数は scss/_variables.scss
で定義されている。$font-size-base
を rem
で設定して下さい。
見出し(Headings)
すべてのHTML見出し <h1>
~<h6>
が利用できる。
見出しの種類
タグ | 例 |
---|---|
<h1></h1> font-size: calc(1.375rem + 1.5vw); |
h1. Bootstrap 見出し |
<h2></h2> font-size: calc(1.325rem + .9vw); |
h2. Bootstrap 見出し |
<h3></h3> font-size: calc(1.3rem + .6vw); |
h3. Bootstrap 見出し |
<h4></h4> font-size: calc(1.275rem + .3vw); |
h4. Bootstrap 見出し |
<h5></h5> font-size: 1.25rem; |
h5. Bootstrap 見出し |
<h6></h6> font-size: 1rem; |
h6. Bootstrap 見出し |
設定例
<h1>h1. Bootstrap 見出し</h1>
見出しのフォントスタイルを一致させたいが、関連するHTML要素が使用できない場合は、.h1
~.h6
クラスも使用できる。
クラス | 例 |
---|---|
.h1 font-size: calc(1.375rem + 1.5vw); |
h1. Bootstrap 見出し |
.h2 font-size: calc(1.325rem + .9vw); |
h2. Bootstrap 見出し |
.h3 font-size: calc(1.3rem + .6vw); |
h3. Bootstrap 見出し |
.h4 font-size: calc(1.275rem + .3vw); |
h4. Bootstrap 見出し |
.h5 font-size: 1.25rem; |
h5. Bootstrap 見出し |
.h6 font-size: 1rem; |
h6. Bootstrap 見出し |
設定例
<p class="h1">h1. Bootstrap 見出し</p>
【設定】
- 見出しを作成するには、
<h1>
~<h6>
タグか.h1
~.h6
クラスを使用
【注意】
- ビューポートが1200px以上になると、フォントサイズが
<h1>
,.h1
は2.5rem、<h2>
,.h2
は2rem、<h3>
,.h3
は1.75rem、<h4>
,.h4
は1.5remで固定 - v5.3.0-alpha1では
$headings-color-dark: #fff;
の設定だったためダークモードでは白字だったが、v5.3.0-alpha2で$headings-color-dark: null;
となりダークモードでも標準の文字色で表示される。その後v5.3.0で更に$headings-color-dark: inherit;
に変更
【変更履歴】
- 【v5.0.0-alpha1】
- RFSがデフォルトで有効となり、ビューポートが1200px未満でのフォントサイズがビューポートに応じて拡大縮小
見出しのカスタマイズ(Customizing headings)v5.3.0設定変更
付属のユーティリティクラスを使用して、Bootstrap3から小さめの見出しの補助文を再作成。
見本
見やすい表示見出し 薄い色の補助文
Bootstrap5.3.0の設定例 緑背景が変更箇所
<h3>
見やすい表示見出し
<small class="text-body-secondary">薄い色の補助文</small>
</h3>
※Bootstrap5.2.xの設定例 赤背景が変更箇所
<h3>
見やすい表示見出し
<small class="text-muted">薄い色の補助文</small>
</h3>
【設定】
- 補助文を作成するには、
<h*>
タグか.h*
クラスにsmall.text-body-secondary
を入れる
【変更履歴】
- 【v5.3.0】
.text-muted
は非推奨になったので.text-body-secondary
に変更
表示見出し(Display headings)v5.0.0-alpha1スタイル変更、クラス追加、v5.2.0Sass変数追加
従来の見出し要素は、ページコンテンツの中で最も効果的に機能するように設計されている。見出しを目立たせる必要がある場合は、表示見出しを使ってより大きく独創的なスタイルにできる。
表示見出しの種類
クラス | 例 |
---|---|
.display-1 font-size: calc(1.625rem + 4.5vw); |
表示用見出し 1 |
.display-2 font-size: calc(1.575rem + 3.9vw); |
表示用見出し 2 |
.display-3 font-size: calc(1.525rem + 3.3vw); |
表示用見出し 3 |
.display-4 font-size: calc(1.475rem + 2.7vw); |
表示用見出し 4 |
.display-5 v5.0.0-alpha1追加font-size: calc(1.425rem + 2.1vw); |
表示用見出し 5 |
.display-6 v5.0.0-alpha1追加font-size: calc(1.375rem + 1.5vw); |
表示用見出し 6 |
※<h1> , .h1 font-size: calc(1.375rem + 1.5vw); |
見出し(参考) |
設定例
<span class="display-1">表示用見出し 1</span>
表示見出しは、$display-font-sizes
Sassマップと $display-font-weight
, $display-line-height
の2つの変数を経由して構成。
表示見出しは、$display-font-family
と $display-font-style
の2つの変数を使用してカスタマイズできる。
デフォルトの設定
scss/_variables.scss 内 display-headings の設定$display-font-sizes: (
1: 5rem,
2: 4.5rem,
3: 4rem,
4: 3.5rem,
5: 3rem,
6: 2.5rem
);
$display-font-family: null;
$display-font-style: null;
$display-font-weight: 300;
$display-line-height: $headings-line-height;
【設定】
<span>
タグなどに.display-*
を入れる- 各クラスのサイズは
scss/_variables.scss
内の$display-font-sizes
Sassマップの値を変更して再コンパイルすれば変更可能に
【注意】
- ビューポートが1200px以上になると、フォントサイズが
.display-1
は5rem、.display-2
は4.5rem、.display-3
は4rem、.display-4
は3.5rem、.display-5
は3rem、.display-6
は2.5rem(各クラスの$display-font-sizes
Sassマップの値)で固定 - デフォルトでは
.display-6
は<h1>
,.h1
と同じサイズになる
【変更履歴】
- 【v5.0.0-alpha1】
- RFSがデフォルトで有効となり、ビューポートが1200px未満でのフォントサイズがビューポートに応じて拡大縮小
.display-5
と.display-6
が追加
- 【v5.2.0】
- 設定するSass変数に
$display-font-family
と$display-font-style
を追加(デフォルトは
- 設定するSass変数に
リード文(Lead)
段落を目立たせるには、.lead
を追加。
見本
これはリード文の段落です。それは通常の段落から際立つ。
文章の途中でリード文を入れることもできます。
これがデフォルトの字体です。
設定例
<p class="lead">これはリード文の段落です。それは通常の段落から際立つ。</p>
<p>文章の途中で<span class="lead">リード文を入れる</span>こともできます。</p>
【設定】
- 段落の文章で
.lead
を入れる
文字の装飾(Inline text elements)v5.0.0-alpha1一部廃止
一般的なHTML5のインライン要素のスタイル設定。
装飾の種類
マーク <mark>
/.mark
:テキストをハイライトで表示する。クラス設定でもハイライト表示できる。
削除 <del>
:この行のテキストは、削除されたテキストとみなされる。
取消 <s>
:この行のテキストは、もはや適切でないように扱われる。
挿入 <ins>
:この行のテキストは、文書への挿入とみなされる。
下線 <u>
:この行のテキストは、強調とみなされる。
小さめの文字 <small>
/.small
v5.0.0-alpha1スタイル変更:小さめの文字のテキスト。 クラス設定でもOK。
太めの文字 <strong>
:太めの文字のテキスト。
斜体 <em>
:Italic体のテキスト。
設定例
マークテキストを<mark>ハイライト</mark>で表示する。
クラス設定でも<span class="mark">ハイライト></span>表示できる。
削除<del>この行のテキストは、削除されたテキストとみなされる。</del>
取消<s>この行のテキストは、もはや適切でないように扱われる。</s>
挿入<ins>この行のテキストは、文書への挿入とみなされる。</ins>
下線<u>この行のテキストは、強調とみなされる。</u>
小さめの文字<small>小さめの文字のテキスト</small> <span class="small">クラス設定でもOK</span>
太めの文字<strong>太めの文字のテキスト</strong>
斜体<em>Italic体のテキスト</em>
これらのタグはセマンティックな目的のために使用する必要があるので注意:
<mark>
は、参照や表記のためにマークか強調表示されているテキストを表わす。<small>
は、著作権や法的テキストなどの副次的なコメントと小さな活字を表わす。<s>
は、関連性がなくなった要素や正確ではなくなった要素を表わす。<u>
は、テキスト以外の注釈があることを示す方法でレンダリングする必要があるインラインテキストの範囲を表わす。
テキストのスタイルを設定する場合は、代わりに次のクラスを使用する必要がある。
.mark
は、<mark>
と同じスタイルを適用。.small
は、<small>
と同じスタイルを適用。.text-decoration-underline
は、<u>
と同じスタイルを適用。.text-decoration-line-through
は、<s>
と同じスタイルを適用。
上記には記載していないが、HTML5では <b>
と <i>
を自由に使用してもよい。<b>
は重要性を伝えることなく単語やフレーズを強調表示するためのもので、<i>
は音声、技術用語などが対象。
【設定】
- マーク:テキストをハイライトで強調するために
<mark>
タグか.mark
クラスを使用 - 削除:削除されたテキストブロックを示すために
<del>
タグを使用 - 取消:もはや適切でないテキストブロックを示すために
<s>
タグを使用(.text-decoration-line-through
(取消線)でも可) - 挿入:文書への挿入を示すために
<ins>
タグを使用 - 下線:テキストを強調するために
<u>
タグを使用(.text-decoration-underline
(下線)でも可) - 小さめの文字:デフォルトに比べ小さめのサイズでテキストを表示するために
<small>
タグか.small
クラスを使用 - 太めの文字:より重いフォントでテキストを強調するために
<strong>
タグを使用 - 斜体:イタリック体でテキストを強調するために
<em>
タグを使用(ブラウザによっては123やabcなど英数字のみ適用)
【変更履歴】
- 【v5.0.0-alpha1】
<small>
,.small
のfont-size
が80%から0.875remに変更(v4.6.2でバックポート)
- 【v5.3.2】
<mark>
のダークモード用の背景色設定を追加
文字の体裁のユーティリティ(Text utilities)
文字の配置、文字の変換、スタイル、行間、太さ、装飾や色などは、テキストユーティリティやカラーユーティリティで変更。
省略語(Abbreviations)
※定義済クラスを使用しない省略語については、Rebootに掲載。
ホバー上に展開されたバージョンを示す略語と略語用のHTMLの <abbr>
要素の書式化を実装。略語にはデフォルトの下線が付いており、ホバーと補助技術のユーザーに追加のコンテキストを提供するためのヘルプカーソルがある。
若干小さめのフォントサイズの略語にするには、.initialism
を追加する。
見本
単語属性の省略形はattrです。
htmlはたいへんすばらしいものです。
設定例
<p>単語属性の省略形は<abbr title="Attribute">attr</abbr>です。</p>
<p><abbr title="HyperText Markup Language" class="initialism">html</abbr>はたいへんすばらしいものです。</p>
【設定】
- 省略形や頭字語を表示するために
<abbr>
タグを使用 abbr
にtitle
属性で説明をつけると、その部分にカーソルを合わせたときに「?」のカーソルとともに説明がホバー表示される(※ブラウザによる)abbr.initialism
にすると字体が若干小さめ(デフォルトでは<small>
と同じfont-size: 0.875em
)になり、英単語は全て大文字で表示される
引用(Blockquotes)v5.0.0-alpha1設定変更
※マークアップのないベースの引用のスタイルはRebootに掲載。
文章内に別のソースからのコンテンツ・ブロックを引用する場合、引用符としてHTMLの周囲を <blockquote class="blockquote">
で囲む。
見本
blockquote要素に含まれるよく知られた引用。
Bootstrap5.xの設定例 緑背景が変更箇所
<blockquote class="blockquote">
<p>これはリード文の段落です。それは通常の段落から際立つ。</p>
</blockquote>
※Bootstrap4.xの設定例 赤背景が変更箇所
<blockquote class="blockquote">
<p class="mb-0">これはリード文の段落です。それは通常の段落から際立つ。</p>
</blockquote>
【設定】
<blockquote>
タグに.blockquote
を入れる
【変更履歴】
- 【v5.0.0-alpha1】
</blockquote>
の手前の<p>
に.mb-0
の追加は不要に
引用元の表示(Naming a source)
HTML仕様では、ブロック引用属性は <blockquote>
の外側に配置する必要がある。引用元を提供する場合は、<blockquote>
を <figure>
で囲み、<figcaption>
かブロックレベル要素(<p>
など)を .blockquote-footer
クラスで使用する。引用元の名前も <cite>
で囲んで下さい。
見本
Bootstrap5.xの設定例 緑背景が変更箇所
<figure>
<blockquote class="blockquote">
<p>blockquote要素に含まれるよく知られた引用。</p>
</blockquote>
<figcaption class="blockquote-footer">
文章の<cite title="引用元の名前">引用元</cite>が明示できます。
</figcaption>
</figure>
※Bootstrap4.xの設定例 赤背景が変更箇所
<blockquote class="blockquote">
<p class="mb-0">blockquote要素に含まれるよく知られた引用。</p>
<footer class="blockquote-footer">
文章の<cite title="引用元の名前">引用元</cite>が明示できます。
</footer>
</blockquote>
【設定】
figure
> [blockquote.blockquote
+figcaption.blockquote-footer
]- さらに
figcaption.blockquote-footer
><cite>
にして、<cite>
にtitle
属性を入れると、その部分にカーソルを合わせたときに引用の追加情報がホバー表示される(※ブラウザによる)
【変更履歴】
- 【v5.0.0-alpha1】
blockquote.blockquote
>footer.blockquote-footer
⇒figure
> [blockquote.blockquote
+figcaption.blockquote-footer
](引用の属性は<blockquote>
の外側に配置する必要がある(WHATWG))
引用の配置(Alignment)v5.0.0-beta1設定変更
blockquoteの配置を変更するには、必要に応じてテキストユーティリティを使用。
見本
中央揃え
行末揃え
Bootstrap5.xの設定例 緑背景が変更箇所
中央揃え<figure class="text-center">
<blockquote class="blockquote">
<p>blockquote要素に含まれるよく知られた引用。</p>
</blockquote>
<figcaption class="blockquote-footer">文章の<cite title="引用元の名前">引用元</cite>が明示できます。</figcaption>
</figure>
行末揃え<figure class="text-end">
<blockquote class="blockquote">
<p>blockquote要素に含まれるよく知られた引用。</p>
</blockquote>
<figcaption class="blockquote-footer">文章の<cite title="引用元の名前">引用元</cite>が明示できます。</figcaption>
</figure>
※Bootstrap4.xの設定例 赤背景が変更箇所
中央揃え<blockquote class="blockquote text-center">
<p class="mb-0">blockquote要素に含まれるよく知られた引用。</p>
<footer class="blockquote-footer">文章の<cite title="引用元の名前">引用元</cite>が明示できます。</footer>
</blockquote>
行末揃え<blockquote class="blockquote text-right">
<p class="mb-0">blockquote要素に含まれるよく知られた引用。</p>
<footer class="blockquote-footer">文章の<cite title="引用元の名前">引用元</cite>が明示できます。</footer>
</blockquote>
【設定】
<figure>
に.text-{center|right}
を追加
【変更履歴】
- 【v5.0.0-alpha1】
blockquote.blockquote.text-{center|right}
⇒figure.text-{center|right}
- 【v5.0.0-beta1】
- RTL(右書き)の設定追加に伴いユーティリティのクラス名変更
- 文字の行末揃え:
.text-right
⇒.text-end
- 文字の行末揃え:
- RTL(右書き)の設定追加に伴いユーティリティのクラス名変更
リスト(Lists)
※マークアップのないベースのリストのスタイルはRebootに掲載。
マークなしリスト(Unstyled)
リストアイテムのデフォルトの list-style
と行頭マージンを削除(直下の子のみ)。これは直下の子リストアイテムにのみに適用。つまり、入れ子のリストにもクラスを追加する必要がある。
見本
- これがリスト
- 完全にスタイルが設定されていないように見える
- 構造的には、まだリストである
- ただし、このスタイルは直接の子要素にのみ適用
- 入れ子になったリスト:
- 親のスタイルの影響を受けない
- まだマークが表示される
- 適切な左マージンを設定
- 入れ子になったリスト2:
- 新たに子のスタイルを設定
- マークは表示されない
- 1remの左マージンを設定
- ここは、状況によってはまだ役立つ場合がある
Bootstrap5.xの設定例 緑背景がv5.0.0-beta1での変更箇所
<ul class="list-unstyled">
<li>これがリスト</li>
<li>完全にスタイルが設定されていないように見える</li>
<li>構造的には、まだリストである</li>
<li>ただし、このスタイルは直接の子要素にのみ適用</li>
<li>入れ子になったリスト:
<ul>
<li>親のスタイルの影響を受けない</li>
<li>まだマークが表示される</li>
<li>適切な左マージンを設定</li>
</ul>
</li>
<li>入れ子になったリスト2:
<ul class="list-unstyled ms-3">
<li>新たに子のスタイルを設定</li>
<li>マークは表示されない</li>
<li>1remの左マージンを設定</li>
</ul>
</li>
<li>ここは、状況によってはまだ役立つ場合がある</li>
</ul>
ul.list-unstyled>li*4+li>ul>li*4(親アイテム4つ+マークあり子アイテム4つの場合)
ul.list-unstyled>li*4+li>ul.list-unstyled.ms-3>li*4(親アイテム4つ+マークなし子アイテム4つの場合)
【設定】
ul
やol
に.list-unstyled
を入れる- 入れ子のリストもマークなしにする場合は、子要素の
ul
やol
にも.list-unstyled
を入れ、さらに.ms-{size}
(行頭マージンの空白ユーティリティクラス)を追加
【変更履歴】
- 【v5.0.0-beta1】
- RTL(右書き)の設定追加に伴い行頭マージンの空白ユーティリティのクラス名変更
.ml-{size}
⇒.ms-{size}
- RTL(右書き)の設定追加に伴い行頭マージンの空白ユーティリティのクラス名変更
横並びリスト(Inline)
リストの箇条書きを削除し、2つのクラス(.list-inline
と .list-inline-item
)を組み合わせて軽めの margin
を適用。
見本
- これはリストアイテム
- そしてもう一つ
- ただし横並びで表示
設定例
<ul class="list-inline">
<li class="list-inline-item">これはリストアイテム</li>
<li class="list-inline-item">そしてもう一つ</li>
<li class="list-inline-item">ただし横並びで表示</li>
</ul>
【設定】
ul.list-inline
(またはol.list-inline
) >li.list-inline-item
水平定義リスト(Description list alignment)
※マークアップのないベースの定義リストのスタイルはRebootに掲載。
グリッドシステムの定義済クラス(またはセマンティックミックスイン)を使用して、用語と説明リストを水平方向に配置。長い用語の場合は、必要に応じてに .text-truncate
クラスを追加してテキストを切り捨てて省略。
見本
- 説明リスト
- 説明リストは、用語を定義するのに最適。
- 用語
-
用語の定義。
同じ用語の2番目の定義。
- 別の用語
- この別の用語の定義。
- 長めの用語は切り捨てられる
- スペースが狭いときに便利。最後に省略記号を追加。
- 入れ子リスト
-
- 入れ子になった定義リスト
- 定義リストが好きだと聞いたので、定義リストの中に定義リストを入れてみた。
設定例
<dl class="row">
<dt class="col-sm-3">説明リスト</dt>
<dd class="col-sm-9">説明リストは、用語を定義するのに最適。</dd>
<dt class="col-sm-3">用語</dt>
<dd class="col-sm-9">
<p>用語の定義。</p>
<p>同じ用語の2番目の定義。</p>
</dd>
<dt class="col-sm-3">別の用語</dt>
<dd class="col-sm-9">この別の用語の定義。</dd>
<dt class="col-sm-3 text-truncate">長めの用語は切り捨てられる</dt>
<dd class="col-sm-9">スペースが狭いときに便利。最後に省略記号を追加。</dd>
<dt class="col-sm-3">入れ子リスト</dt>
<dd class="col-sm-9">
<dl class="row">
<dt class="col-sm-4">入れ子になった定義リスト</dt>
<dd class="col-sm-8">定義リストが好きだと聞いたので、定義リストの中に定義リストを入れてみた。</dd>
</dl>
</dd>
</dl>
dl.row>dt.col-sm-3+dd.col-sm-9>p*2(長めの定義のリストの場合)
dl.row>dt.col-sm-3+dd.col-sm-9>.row>(dt.col-sm-4+dd.col-sm-8)(入れ子になった定義リストの場合)
【設定】
dl
に.row
を入れる- アイテム
dt
と説明dd
には.col(-{breakpoint})-*
を入れる(入れ子の設定も可能) - 長いアイテムの場合は、
dt
に.text-truncate
を追加すると切り捨て可能に
レスポンシブ・フォントサイズ(Responsive font sizes)v5.0.0-alpha1設定変更
Bootstrap5 では、レスポンシブ・フォントサイズがデフォルトで有効になっているため、デバイスやビューポートのサイズに合わせてより自然にテキストの拡大縮小ができる。これがどのように機能するかはRFSの項目に記載。
【変更履歴】
- 【v5.0.0-alpha1】
- デフォルトで無効 ⇒ 有効に
CSS v5.0.0-beta3追加、v5.3.0Sassから名称変更
Sass変数(Sass variables)v5.3.0変数から名称変更
見出しには、いくつかサイズと間隔に関する専用の変数がある。
デフォルトの設定
scss/_variables.scss 内 headings-variables の設定$headings-margin-bottom: $spacer * .5;
$headings-font-family: null;
$headings-font-style: null;
$headings-font-weight: 500;
$headings-line-height: 1.2;
$headings-color: inherit;
こことRebootで解説しているその他の文字の体裁要素にも専用の変数がある。
scss/_variables.scss 内 type-variables の設定$lead-font-size: $font-size-base * 1.25;
$lead-font-weight: 300;
$small-font-size: .875em;
$sub-sup-font-size: .75em;
// fusv-disable
$text-muted: var(--#{$prefix}secondary-color); // 5.3.0で非推奨
// fusv-enable
$initialism-font-size: $small-font-size;
$blockquote-margin-y: $spacer;
$blockquote-font-size: $font-size-base * 1.25;
$blockquote-footer-color: $gray-600;
$blockquote-footer-font-size: $small-font-size;
$hr-margin-y: $spacer;
$hr-color: inherit;
// fusv-disable
$hr-bg-color: null; // v5.2.0で非推奨
$hr-height: null; // v5.2.0で非推奨
// fusv-enable
$hr-border-color: null; // 継承された色を可能に
$hr-border-width: var(--#{$prefix}border-width);
$hr-opacity: .25;
$legend-margin-bottom: .5rem;
$legend-font-size: 1.5rem;
$legend-font-weight: null;
$mark-padding: .2em;
$dt-font-weight: $font-weight-bold;
$list-inline-padding: .5rem;
$mark-padding: .1875em;
$mark-color: $body-color;
$mark-bg: $yellow-100;
Sassミックスイン(Sass mixins)v5.3.0mixinから名称変更
文字の体裁専用のミックスインはないが、Bootstrapはレスポンシブ・フォント・サイジング(RFS)を使用する。