レイアウトユーティリティ(Utilities for layout)
モバイルフレンドリーでレスポンシブな開発を迅速に行うために、Bootstrapにはコンテンツの表示、非表示、整列、余白の設定ための数十種類のユーティリティクラスが組み込まれている。
※"v5.0.0"での変更はv5.0.0-alpha版、v5.0.0-beta版での変更も含みます。
※"v5.3.0"での変更はv5.3.0-alpha版での変更も含みます。
display
を変更(Changing display
)
display
プロパティの一般的な値をレスポンシブで切り替えるには、表示ユーティリティを使用。グリッドシステム、コンテンツ、コンポーネントと組み合わせて、特定のビューポートで表示か非表示にする。
Flexboxのオプション(Flexbox options)
BootstrapはFlexboxで構築されているが、不必要な再定義を多く追加し、予期せずキーブラウザの動作が変更されるため、すべての要素の display
が display: flex
に変更されているわけではない。Bootstrapのコンポーネントのほとんどは、Flexbox対応で構築されている。
display: flex
を要素に追加する必要がある場合は、.d-flex
かレスポンシブ・バリエーションのいずれか(.d-sm-flex
など)を使用。このクラスや display
の値は、サイズ、配置、余白などのために特別なFlexユーティリティを使用できるようにするために必要である。
マージンとパディング(Margin and padding)v5.0.0-beta1クラス名変更
マージンとパディングの空白ユーティリティを使用して、要素とコンポーネントの間隔とサイズを制御。Bootstrapには、1rem
のデフォルトの $spacer
変数に基づいて、空白ユーティリティの6レベルのスケールが組み込まれている。すべてのビューポートの値(LTRの margin-right: 1rem
の場合は .me-3
など)を選択するか、特定のビューポートをターゲットにするようにレスポンシブ・バリエーションを選択(md
ブレークポイントから始まるLTRの margin-right: 1rem
の場合は .me-md-3
など)。
【変更履歴】
- 【v5.0.0-beta1】
- RTL(右書き)の設定追加に伴い空白ユーティリティのクラス名変更
.ml(-{breakpoint})-*
⇒.ms(-{breakpoint})-*
.mr(-{breakpoint})-*
⇒.me(-{breakpoint})-*
- RTL(右書き)の設定追加に伴い空白ユーティリティのクラス名変更
可視性の切り替え(Toggle visibility
)
display
を切り替える必要がない場合は、可視性ユーティリティで要素の可視性を切り替えられる。目に見えない要素はまだページのレイアウトには影響あるが、視覚的には訪問者には表示されない。