コンテナ(Containers) v5.0.0「概要」より名称変更
コンテナは、特定のデバイスやビューポート内にコンテンツを含め、paddingを空け、配置するBootstrapの基本的な要素。
※"v5.0.0"での変更はv5.0.0-alpha版、v5.0.0-beta版での変更も含みます。
※"v5.3.0"での変更はv5.3.0-alpha版での変更も含みます。
使い方(How they work)
コンテナは、Bootstrapの最も基本的なレイアウト要素であり、デフォルトのグリッドシステムを使用する場合は必須。コンテナは、その中にコンテンツを包括、余白の調整、(場合によっては)中央に配置するのに使用。コンテナは入れ子もできるが、ほとんどのレイアウトは入れ子になったコンテナを必要としない。
Bootstrapには3つの異なるコンテナがある。
.container
は、各レスポンシブ・ブレークポイントでmax-width
(最大幅)を設定.container-{breakpoint}
は、指定されたブレークポイントまでwidth: 100%
.container-fluid
は、全てのブレークポイントでwidth: 100%
次の表は、各レスポンシブ・コンテナの各ブレークポイントでの max-width
について、従来の .container
や .container-fluid
と合わせて比較。
実際の動作は、グリッドの実例でご確認下さい。
コンテナの幅 |
極小 |
小 |
中 |
大 |
特大 |
超特大 |
---|---|---|---|---|---|---|
.container |
100% | 540px | 720px | 960px | 1140px | 1320px |
.container-sm |
100% | 540px | 720px | 960px | 1140px | 1320px |
.container-md |
100% | 100% | 720px | 960px | 1140px | 1320px |
.container-lg |
100% | 100% | 100% | 960px | 1140px | 1320px |
.container-xl |
100% | 100% | 100% | 100% | 1140px | 1320px |
.container-xxl v5.0.0-alpha1追加 |
100% | 100% | 100% | 100% | 100% | 1320px |
.container-fluid |
100% | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
デフォルトのコンテナ(Default container)
デフォルトの .container
クラスはレスポンシブな固定幅のコンテナとなる。つまり max-width
は各ブレークポイントで変わる。
設定例
<div class="container">
<!-- ココにコンテンツを入れる -->
</div>
【設定】
div.container
でコンテンツを囲む
レスポンシブ・コンテナ(Responsive)v5.0.0-alpha1クラス追加
レスポンシブ・コンテナを使用すると、指定したブレークポイントに到達するまで100%幅のクラスを指定できる。その後は上位の各ブレークポイントで max-width
を適用。例えば、.container-sm
は sm
ブレークポイントに到達するまで100%幅で、md
, lg
, xl
, xxl
のブレークポイントではスケールアップされる。
設定例
<div class="container-sm">小のブレークポイントまで幅100%</div>
<div class="container-md">中のブレークポイントまで幅100%</div>
<div class="container-lg">大のブレークポイントまで幅100%</div>
<div class="container-xl">特大のブレークポイントまで幅100%</div>
<div class="container-xxl">超特大のブレークポイントまで幅100%</div>
【設定】
div.container-{breakpoint}
でコンテンツを囲む
【変更履歴】
- 【v5.0.0-alpha1】
.container-xxl
が追加
全幅のコンテナ(Fluid)
ビューポート幅全体に広がる全幅のコンテナには .container-fluid
を使用。
設定例
<div class="container-fluid">
<!-- ココにコンテンツを入れる -->
</div>
【設定】
div.container-fluid
でコンテンツを囲む
CSS v5.0.0-alpha1追加、v5.3.0Sassから名称変更
Sass変数(Sass variables)v5.3.0項目追加
上記のように、Bootstrapは一連の定義済のコンテナクラスを生成し、必要なレイアウトを構築。これらの定義済のコンテナクラスをカスタマイズするには、それらを強化するSassマップ(scss/_variables.scss
内にある)の値を変更して再コンパイルする。
デフォルトの設定
scss/_variables.scss 内 container-max-widths の設定$container-max-widths: (
sm: 540px,
md: 720px,
lg: 960px,
xl: 1140px,
xxl: 1320px
);
Sassのマップや変数を変更する方法の詳細や例については、グリッドのCSSの項目に記載。
Sassミックスイン(Sass mixins)v5.3.0項目追加
Sassのカスタマイズに加えて、Sassミックスインを使用して独自のコンテナも作成できる。
設定例
custom.scss// ミックスインのソース
@mixin make-container($padding-x: $container-padding-x) {
width: 100%;
padding-right: $padding-x;
padding-left: $padding-x;
margin-right: auto;
margin-left: auto;
}
// 使い方
.custom-container {
@include make-container();
}